神戸花嫁道中
伝統文化御披露目行列-神戸花嫁道中は、100年前の神戸を舞台に、時を超えた風情で街を彩る「花嫁行列」を現代に甦らせるプロジェクトです。
黒留袖に身を包んだ参列者たちが「狐の嫁取り」物語に沿って街を進み、まるで絵巻物から抜け出したかのような幻想的な光景を描き出します。伝統の婚礼儀式が現代に蘇る非日常の体験を通じ、日本の伝統美と神戸の多文化が交差する瞬間を共有し、街の歴史と文化を深く感じていただける特別なひとときをお届けします。
2025.2.23 sun 開催決定
16:00-1800(予定)
雨天決行・荒天の場合は神社内のみでの開催
会場|生田神社
生田神社を基点に神戸三宮の街を練り歩きます。
参列者数|50人
花嫁をはじめ、先導者や雅楽隊などで構成します。
参加・共創パートナー募集中
参加・共創プラン
プロジェクトに参加・共創する仲間を募集します
このプロジェクトは、日本の伝統文化と神戸の多文化共存の魅力を広め、地域文化を未来へつなぐことを目指しています。共感いただける方々と、さまざまな形で力を合わせ、一緒に取り組んでいきたいと考えています。下記のプランをご用意しておりますので、ぜひ神戸の文化を未来へ紡ぐ仲間としてご参加ください。
*私たちの想いにつきましてはこちらをご覧ください→[私たちの想い]
¥100,000
特典
1、行列参加(3名まで)
2、提灯へ名入れ
¥30,000
特典
1、行列参加(1名)
2、提灯へ名入れ
¥15,000
特典
行列参加 or 提灯へ名入れ
*どちらかお選びください
特典のご利用は任意です。参加・名入れなしでプロジェクトを応援したいという方も歓迎いたします。
- 行列参加は、ご祈祷代が含まれます。
- 名入りの提灯は参列者が行列内にて持ち歩きます。
- 着付け師による着付け(+¥5,500)、黒留袖のレンタル+着付け(+¥22,000)は別途費用がかかります。
- 花嫁等、役付きの参加をご希望の方は別途ご連絡ください。
- 参列ご希望者が多い場合は、抽選とさせていただきます。
参列者は男女問わず、黒留袖を着用いただきます。(役割のある方は別)
お持ちのお着物、またはご家族・お知り合いの大切なお着物を着る機会となると幸いです。詳しくはこちらをお読みください。
1. 着物
- 黒留袖をご着用ください(色留袖とお間違えのないようご注意ください)。
- 着崩さず、正装としてのご着用をお願いいたします。
2. 襦袢
- 基本的に白色で、白の半衿が付いていれば礼装用でなくても問題ありません。
- 白であれば字模様があっても問題ありません。
3. 帯締めと帯揚げ
- 帯締め:金銀もしくは白色の礼装用をご用意ください。
- 帯揚げ:白地の礼装用をご用意ください。
※お持ちでない場合は、こちらでご用意いたしますのでお知らせください。
4. 足袋
- 白色のものをご着用ください。
5. 草履
- 特に指定はございません。
- ウレタンもの(カレンブロッソ等)で問題ございません。
- 下駄はご遠慮ください。
6. 末広(帯に挿す扇子)
- 特に指定はございません。なしでも問題ございません。
- レンタルのご用意がありません。
7. ヘアスタイル
- 編み笠を着用いただくため、ロングヘアの方は低い位置でまとめてお越しください。
8. メイク
- 結婚式に参列する際の控えめなメイクでお越しください。会場にて、担当者がワンポイントのメイクを施す場合がございます(過度なものではなく、編み笠で顔が適度に隠れる程度です)。
9. 編笠
- 当日お渡しいたします(終了後、回収いたします)。
10. 提灯
- 当日お渡しいたします(名入れ以外のものは終了後、回収いたします)。
11. アクセサリー等
- 目立たない結婚指輪などを除き、すべて外してお越しください。
下記の役割にて行列を構成いたします。参列以外の役割をご希望の方はお申し込みフォームにご記入ください。
*人数に限りがございますので、お申し込みできない場合がございますがご了承ください。
- 花嫁 1名
- かむろ(子供) 2名
- 先導 4名
- 先頭(大提灯持ち) 1名
- お付き(傘持ち) 1名
- 雅楽隊 複数名
- 巫女 複数名
- 参列者 約30名
*経路やタイムスケジュールなどは個別にご連絡いたします。
ストーリー
この物語は、異国情緒が漂う百年前の神戸を舞台に、一人の娘が狐に騙されて嫁入りしそうになる不思議な体験を描いています。行列の中に潜む異界の気配や、夢と現実が交錯する情景の中で、娘は花婿に化けた狐の正体に気づき、危機一髪で難を逃れます。非日常の中に隠された危機と、それを乗り越えた瞬間に宿る希望を象徴した物語です。
2022年の第1弾「神戸花嫁道中」では、「疫病退散」の願いを込め、非日常の体験を通じて困難を乗り越える力強さを描きました。そして2025年の第2弾では、この物語を通じて、コロナ禍を乗り越えた私たちが新たな未来へと歩み出す希望を表現したいと考えています。過去と未来を繋ぐこの物語が、見た人々にとって新たな始まりの象徴となることを願っています。
私たちの想い
私たちは、伝統文化を「由緒ある文化」や「時代の記憶」としてではなく、現代社会の中で新たな価値を放つ存在として再定義したいと考えています。この理念を具体化するために誕生したのが「伝統文化御披露目行列」です。
多文化が共鳴する街・神戸を舞台に、非日常的な体験を通じて人々の心に深く響く伝統文化の新しい魅力をお届けしたい。私たちが目指すのは、単なる保存や復元ではなく、時代に即した新しい息吹を与えることです。その原動力となるのが「不易流行」の精神です。これは、普遍的な本質を守りながらも、常に時代と共に進化し、新しい価値を創造することを意味します。
このプロジェクトは、伝統文化の美しさを再発見するだけでなく、未来へと受け継いでいくための一歩です。私たちは、この行列が地域社会に新しいインスピレーションを与え、人々の間に新たな共感を生むことを願っています。多くの皆さまと共に、このプロジェクトを通じて伝統文化の持つ可能性を次世代へ繋げていきたいと考えています。
着物について
黒留袖は、かつて花嫁道具の一つとして嫁入り支度に含まれ、結婚後の晴れの日に着用されることを願って用意されていました。しかし、現代では着用の機会が減少し、多くのご家庭で黒留袖が箪笥の中に眠っていることも少なくありません。
私たちは、こうした大切な着物に再び光を当て、着物を着る機会や自装できる方が増えることを願っています。
そのため、ぜひご自身やご家族(お母様やお祖母様)の黒留袖をお召しになり、このイベントにご参加いただければ幸いです。
私たちは、伝統文化に現代社会で新たな輝きを与えたいと考えています。作り手の深い想いや情熱を尊重し、その価値を未来へ繋げていきたいという思いから、本プロジェクトを進めています。本プロジェクトでは、着付け師をはじめ、多くの伝統技術や製品にご協力いただいています。今後もさらに多くの素晴らしい文化や人々と出会い、プロジェクトを成長させていきたいと願っています。伝統文化の新たな価値を共に創り出していく仲間をお待ちしています。
提灯
京提灯製造本舗 奥川提灯店
江戸末期から京都で提灯の製造を手がけている奥川提灯店。その代々受け継がれた伝統技法を用い、今回のプロジェクトのために、熟練の職人が一つひとつ丁寧に提灯を手作りしてくださいました。
簾
京すだれ 久保田美簾堂
明治16年創業の久保田簾店が、一つひとつ手作業で仕上げた簾を製作。今回のプロジェクトでは、コロナ禍で特別に作られた簾を用いたフェイスシールドを使用しています。
Video & Photo
伝統文化御披露目行列
共創メンバー
宮川徳三郎商店
監修・演出
四代目店主 宮川徳三郎
着付師 / 着物スタイリスト / 金継ぎ師 / 伝統文化コーディネーター / ランドオペレーター
明治36年創業の呉服商を継ぎ、昭和初期のアンティーク着物を中心に、街着や祝い着のレンタル、デニム素材の着物やベルトで穿く袴などオリジナルアイテムの企画・販売を手掛ける。代々引き継がれるスタイリング・メソッドとコミュニケーション力を組み合わせた着物スタイリングを得意とする。 また、和装を活かした地域文化を活性する企画・演出をし、関西を中心に地域活性ディレクターとしても活動中。
また、「匠 NEW STANDARD」のリーダーとして、次世代を担う職人たちと共に伝統工芸の技術を活かし、新しい生活様式に合ったアイテムや文化の提案を行う。日本の良き文化や家族のつながりを大切にし、技術継承と事業継続に力を注ぎながら、伝統文化の魅力を現代に伝えている。
お問合せは下記まで